WordPressは使いやすい反面、セキュリティ対策が疎かになると脆弱性を突かれるリスクがあります。
本記事では、WordPressのセキュリティメンテナンスの基本を解説します。
このブログ記事を読むのにおすすめの方
- 企業の新任Web担当者: WordPressの基本的なセキュリティ対策を知りたい方
- 自身でサイトを運営している個人事業主様、一人法人経営者様: コストを抑えながら安全にサイトを管理・運営したい方
これからWordPressを使い始める方や、既に運営しているけどセキュリティ対策に不安がある方に向けて、基本的なメンテナンス手順をわかりやすく解説します。
① 各システムを最新に保つ
最も基本的なセキュリティ対策は、WordPress本体、プラグイン、テーマを常に最新版に保つことです。
多くの攻撃は、既知の脆弱性を狙って行われます。定期的な更新を行うことで、これらの脆弱性を解消し、セキュリティを向上させることができます。
各種更新前はバックアップを取りましょう
更新作業中に不具合が発生することがありますので、必ず事前にバックアップを取りましょう。
プラグインの「All-in-One WP Migration」や「WPvivid」を使えば、簡単にバックアップを取得できます。
これらのプラグインは、データのエクスポートやインポートが非常にシンプルで、初心者にもおすすめです。
② 英数記号を使った複雑で強力なパスワードを使う
強力なパスワードを設定することも重要です。推奨されるのは、英数記号を組み合わせた複雑なパスワードです。
WordPressには標準でパスワードジェネレーターが搭載されており、これを使えば強力なパスワードを簡単に生成できます。
パスワード使い回しはNG
複数のサイトで同じパスワードを使い回すことは避けましょう。一度どこかでパスワードが漏洩すると、他のサイトでも不正アクセスを許すリスクが高まります。
1Passwordなどのパスワード管理ツールを活用
複雑なパスワードを管理するのが難しい場合は、1Passwordなどのパスワード管理ツールを使うと良いでしょう。これらのツールは、すべてのパスワードを安全に保存し、自動入力機能も備えているため、非常に便利です。
③ 定期バックアップを取る
セキュリティ対策を万全にしていても、万が一マルウェアに感染してしまう可能性はゼロではありません。
このような事態に備えて、定期的にバックアップを取ることが不可欠です。
バックアップがあれば、復旧も容易
万が一の際、バックアップがあれば被害を最小限に抑え、迅速にサイトを復旧させることが可能です。
バックアッププラグインの一例
自動バックアップ機能を提供するプラグインも数多くありますので、適切なツールを選んで導入しましょう。
バックアップの保存先は外部ストレージが安全
バックアップデータを保存する際は、外部ストレージを推奨します。
万が一サーバーが攻撃されても、外部に保存したバックアップがあれば、サーバーを完全に復旧することができます。
Google DriveやDropboxなど、クラウドストレージを利用するのも一つの手です。
以上、WordPressのセキュリティメンテナンスの基本を解説しました。これらの対策を実践することで、サイトのセキュリティを強化し、リスクを最小限に抑えることができます。特にWeb担当者としての初期段階や、自身でサイト運営を行う際には、これらの基本をしっかり押さえておきましょう。
継続的にセキュリティメンテナンスを行い、安心してサイト運営を続けましょう。
投稿者プロフィール
最新の投稿
- お知らせ2025年1月13日テスト
- お知らせ2024年10月2日XServerのPHP推奨バージョンのアップデートがありました
- WordPress2024年9月28日「The Events Calendar」プラグインの脆弱性について:早急にアップデートしましょう
- WordPress2024年9月28日【初心者向け】WordPressサイトのセキュリティ対策の基本